図面打ち合わせの段階で、模型製作から鋳物の出荷まで知り尽くしたノウハウがあります。
お客様に分かりやすいように他素材(製缶品・SS材・規格鋳鉄棒・鍛造品等)を鋳物に変えた場合の図面化や、3Dによるイメージ化することも可能です。
形状の自由度や振動吸収に優れた鋳物の特性を生かし、より良い製品を造ることにお役に立てると思います。
通常の鋳物は、内部の最終凝固点(ホットスポット)の段階で欠陥(ざく巣)が出やすいです。
多数の小径長穴に油圧がかかる部品は、鋳物をあきらめて単価の高い規格鋳鉄棒・鍛造品を使用するのが通例でした。
そこで、常識を打ち破る当社の内部欠陥のでない鋳物を使用して、大幅なコストカットに繋がった事例があります。
これまで多数の製缶品を当社のアドバイスで鋳物へ変更してきました。鋳物は熱変異が少ないためミクロン単位の精度を維持できている事例や、機械の振動吸収に優れているため機械精度アップに繋がった事例などがあります。
他にも、他素材(製缶品等)と比べ自由に形を作れるので加工時間短縮・強度アップ・外観の向上が期待できます。 また、耐磨耗性・耐摩擦性・耐食性が優れているので、錆びにくく減りにくいなどの様々な利点があります。
「鋳物は美しく正確であればあるほど低コスト」をモットーに従業員一同、技術・技能の向上を繰り返しています。また、正確で良い物を造るためのアイデアや設備を導入し、次世代 に向けた製品造りを行っています。
一般の鋳鉄歩留まり平均80%~85%に対し興和は独自の技術で驚異的な歩留まりを実現。
平成2年より世界に先駆け低膨張性の人口砂(セラミックサンド)を自硬性砂型で採用し、鋳型の強度を上げ、美しく張りのない鋳肌を造ることに成功。そして通常、補給砂・産廃に捨てる無駄な砂を極限まで減らすことによりコストダウンに繋げます。
現場での創意工夫により自社で多くの造形用冶具を開発。特に木型用冶具(キャストスクリュー)の開発で、造形作業のスピード化、木型の破損を最小限に減らし補修費を削減しました。
この製品は株式会社ドリームキャストにて一般販売しており、お客様から仕事の効率上昇・コストダウンに繋がったなど、大変喜ばれています。
木型倉庫3,300m2を有し自社独自の無人木型搬送台車・リフト付クレーンなど自社考案設備により、驚異的なスピードで工場への木型の出し入れが可能。
張りのない鋳物を造るため、堅固な金枠を自社で製作します。